意外と怖い!睡眠障害(6)

2017年1月12日 おしらせ, ブログ, 新着情報

こんにちは!

しみずばし鍼灸整骨院の古谷田です。

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日に日に寒さも厳しくなってきていますが、

自宅の近くにある梅園の梅も少しずつ花が咲き始めてきました。

梅が咲くと春が近づいてきている事を感じますね。

 

今回は睡眠関連運動障害について紹介いたします。

 

 

睡眠関連運動障害とは

睡眠関連運動障害とは、睡眠中に寝返りとは別に体がピクピク動く

不快感が出るなどの刺激により、睡眠が中断されてしまう睡眠障害です。

手足(主に足)に運動障害が起こります。

 

 

睡眠関連運動障害の種類

睡眠関連運動障害は主に周期性四肢運動障害下肢静止不能症候群

2種類が挙げられます。

いずれもはっきりした原因は不明ですが、妊娠中であったり、パーキンソン病や

貧血、腎臓疾患などによって起こる場合もあると言われています。

専門医による投薬治療が必要です。

 

周期性四肢運動障害

睡眠時に脚や腕がピクッと動くいたり引きつったような感覚があったり、

膝や肘を曲げ伸ばしするような動作自分の意思とは関係なく行ってしまう事で

睡眠が妨げられる睡眠障害です。

このような運動障害が1時間に15回以上起こっていると周期性四肢運動障害の

可能性があるといわれています。

運動障害も片側だけに起こる人、脚のみに出る人など、個人差があります。

また、就寝中常に症状が出ている訳ではなく、入眠後最初の深い睡眠に

入った頃から中盤あたりで運動障害が起こり、起床間際にはあまり症状が

みられません

当人に睡眠時に体が動いてしまっている自覚や中途覚醒がない場合もあり、

日中の強い眠気や倦怠感などから発覚する事もあります。

 

下肢静止不能症候群(むずむず脚症候群)

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睡眠中、脚に強い不快感を感じそれによって睡眠が妨げられてる睡眠障害です。

痒みのような表面的な不快感ではなく、もっと深部のあたりに

じっとしていられない程の不快感を感じると言われています。

むずむず脚症候群レストレスレッグ症候群などとも呼ばれています。

睡眠時以外の安静時にも症状が出る場合もあります。

女性より男性に起こりやすく周期性四肢運動障害を併発する事もあります。

 

睡眠関連下肢こむら返り

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夜中や朝方にふくらはぎをつってしまう経験がある方は

少なくないのではないでしょうか?

あまり頻繁に起こるようであれば睡眠時に起こる運動障害と言えます。

こちらは上記の2つの疾患とは異なり、疲労や筋力低下、血行不良などにより

脚に老廃物(疲労物質)が溜まってしまっている事が原因で起こります。

来院される患者さんからも、気温の下がる冬季や、就寝時に冷房を使用する真夏などに

こむら返りの相談を受ける事が多く、冷え性の自覚の有無に関係なく脚の冷え

引きつりのきっかけになります。

 

予防法としては、脚を冷やさない事、疲労している時は疲労物質を溜めないよう

マッサージ、ストレッチ、水分補給を行う事がオススメです。

当院でご案内している水素風呂水素水を活用するとさらに効率的ですよ!

 

もしこむら返りが起こってしまったら、つってしまっている筋肉を伸ばすように

ゆっくり動かす事で痙攣状態から早く回復し、不快感を最小限に抑える事ができます。

痙攣が落ち着いても筋肉が固ってしまっているのでストレッチやマッサージなどの

ケアを行ってください。