高齢者骨折 Ⅱ

2015年10月13日 おしらせ, ケガ

こんにちは。しみずばしの杉山です。

 

季節はすっかり秋ですね(^o^)

 

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食欲の秋、読書の秋…、

色々ありますが、自分はやっぱり スポーツの秋 ですね !(^^)!

…っていうか、1年中サッカーボール蹴ってますけど!!

 

この時季の朝の空気の匂いが好きなんですよ。

子供の頃の運動会の日の朝を思い出します(^_^)v

 

 

橈骨遠位端骨折

さて、今回は前回の続きで ”高齢者骨折” の中から

 ”橈骨遠位端骨折” を紹介します。

 

この骨折は ”コーレス骨折” とも呼ばれています。

この骨折も転倒することにより起こります。

 

転倒の際、肘を伸展(伸ばしたままの状態)の状態で

手掌(てのひら側)を衝いて発生します。

 

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これが ”橈骨遠位端骨折” (コーレス骨折) です。

 

 

また、手背(手の甲)を衝いて起こる骨折を ”スミス骨折” といいます。

発生すると下記のような変形が起こります。

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コーレス骨折は…

コーレス骨折は骨の転位が特徴的で

側面から見ると形がフォーク様に見えることから ”フォーク状変形” と呼ばれます。

正面(手の甲側)から見ると ”銃剣状変形” が見られます。

”銃剣”と言っても現在の人たちにはあまり通用しないかもしれませんね。

 

自分も実物を見たことはないのですが

銃の先に、刀が付いてるものらしいです。

 

患側の腕は、患部から手、指の方まで腫れあがります。(腫脹)

背側(手の甲側)に骨が転位するので、手首も太くなったように見えます。

 

手首は動かせなくなります。(機能障害)

 

骨折部を押すと圧痛が出ます。(限局性圧痛)

 

 

治療は…

コーレス骨折の治療は、転位が無ければ、保存療法でギブス固定します。

 

転位のある骨折の場合は、整復操作をして、固定します。

 

骨折部位が関節内の場合は、骨が自然にくっつく骨癒合が難しいので

手術が必要になります。

 

気をつけましょう!!

 

腕の骨折は生活に支障をきたします。

勿論、支障をきたすのはこの骨折だけには限りませんが。

 

これから寒くなり、動きも緩慢になります。

日が暮れるのも早くなり、暗くなるのが早くなります。

転倒しないように、気をつけてくださいね。

 

もし、今回、紹介させていただいたような症状がありましたら

はやめに医療機関を受診してください。