おすすめ!!自律神経のツボ

2015年8月13日 しみずばし

 

しみずばし鍼灸整骨院の大谷です

 

 

暑い日が続いていますね

今年は残暑も長くなる予想です。体調にはくれぐれもお気をつけください

 

来週から治療院はお盆休みに入りますが、私は柔術の出稽古に明け暮れる予定です 

 

    kennka                

 

 きっとどこも混んでいるでしょうから、近場でリフレッシュですね

 


 

 今日は自律神経を整えるツボをご紹介します。

 

スポーツをするみなさん、そうでない方も痛めた筋肉の緊張をとる以外にさまざまな場面で『メンタル』のケアが必要になることがあるかと思います。

 

メンタルのケアには手足にあるツボが効果的

 

緊張でいつもの力が出せない、ストレスで胃腸を痛めがちな方、

自分をコントロールできるように、今回ご紹介するツボを調べて、

お灸やマッサージをしてみましょう

 

 

 ➡ 内庭のツボ

 

このツボは個人的に私の一番のオススメです。

 

内庭

 

 足指第二指と三指の間の圧痛(押して響くポイント)を右と左で比べてみてください。

 

陰陽では女性は左、男性は右を治療すると効果が出やすいとされていますが、

あまり気にせず痛い方を先に治療すれば良いと思います。

 

内庭穴の効能は、胃腸機能の調節です。

 

お腹が空いていないのに食べてしまう、消化不良を起こしてしまう、など

ストレスや自律神経の不調で食欲の今トールができなくなるような方は

このツボを調べてみてください。

 

 

スポーツ選手でも、試合前などで緊張しすぎてお腹を壊すような方は

日頃から内庭穴をよく観察しておきましょう。

 

 

足三里という有名な胃のツボも胃腸機能の調節に有効ですが、

こちらは胃酸の分泌を促進する効果があり、

胃酸過多による胃痛の方はさらに胃を痛める場合があります。

 

 

『ツボにそこまでの効果があるんですか?』

と思うかもしれませんが、そこまでの効果あります!

 

 

私は鍼やツボの治療がよく効くタイプで、

一番最初に鍼を教えてくれた先生から

『多恵子さんはツボ人間だね』

と言われたことがあります(笑)

 

足三里の響きが好きなので、

自分で鍼をして好きなだけ刺激を入れてみたことがありますが、

その後食欲がわいて止まらなくなってしまったことがあります。笑

 

今でもやはり足三里に刺激を加えると胃が刺激されてしまうので、

他にいいツボはないかと探していたところ出会ったのが内庭のツボです。

 

このツボも一度は鍼刺激で響きが大きすぎたために貧血を起こす、

といった失敗を自らまねいていますが

 

 自宅でケアをするときはお灸がオススメです

 

圧痛の大きいほうにお灸をします。

ついでに足首にある解谿(かいけい)というツボにも一個置きます。

 

 

kaikei

 

 

同じ胃の経絡になるのでセットで使います。

 

ツボ人間の方は内庭や足三里を刺激するとここにも響きが現れるので、一緒に治療します。

 

お灸は我慢しすぎるとやけどしてしまいますので、

ちょっとキツイなと感じたらササッと取ってしまいましょう。

 

取るときも熱くなっていますので、灰皿を用意して指ではじくといいですよ。

 

同じ場所には一回のみ。

 

少しズラしながらなら大丈夫ですが、

敏感な方は同じば所に二回据えるとやけどする場合があります。

 

治療院では円皮鍼や細めの鍼で治療します。

 

 ➡ 合谷と太衝

 

 

 

taisyou            goukoku←合谷穴

 

 

有名なツボです。全身の調節によく効きます。

 

なんだか調子が悪い、イライラしやすい時にこのツボを使うと

血液の誘導作用により上った血液を末端に引き寄せる効果があります。

 

腰から下の症状が強い場合は太衝を、

肩から頭、肩甲骨あたり~腕に症状が強い場合は合谷をチェック!

 

こちらも内庭と同様、圧痛の強い方を治療ポイントとします。

 

自宅ケアはお灸とマッサージです。

 

合谷は労宮という手の平側のツボも一緒にチェックしましょう。

労宮は気功ではここから気を出して作ると言われており、

疲れが溜まったときほぐしておくと回復力が高まります。

 

roukyuu

 

太衝は足臨泣(あしりんきゅう)とセットで。

ストレスや偏頭痛に効果があります。

 

足裏がつっぱるときもよく効きます。

 

asirinnkyuu

 

 

 

なぜ、体から離れた末端の場所を治療しようと考えたかというと

 

中国ではお医者さんが日常的に鍼やお灸で患者さんの治療をしています。

 

お医者さんが、身分の高い人の体を施術するときに

お腹や背中といった体幹に治療を施すのは危険が伴うため

手や足の末端のツボで遠隔治療を行ったのがはじまりと言われています。

 

現在でも、最初に言ったようにスポーツ選手のメンタル的な問題や

不定愁訴には末端のツボを使うと自分でも治療ができるため頻繁に使用されています。

 

みなさんもぜひ、手足のツボでストレスや自律神経の調節、やってみてください

 

 夏をどう乗り切ることができるかで、9月以降の季節の変わり目にガクッと体調を崩さないためにもお身体のケアをしっかりとやっておきましょうね