泳いだ後のストレッチ

水泳は全身を使います。あなたが思っているよりも体は疲れています。特に関節周囲や大きい筋肉がある体幹の疲労度はとても高く、乳酸などの疲労物質が溜まっています。この状態を放置してしまうと、筋肉の柔軟性が失われ、骨盤や背骨の歪みの原因にもなってしまいます。

その結果、代償運動をすることになり、ほかの部分を痛めてしまうことにもつながります。そのため、泳いだ後には、クーリングダウン*を行って下さい。*激しい運動をした後、心身を平静に戻すために行う軽い運動のこと。

ストレッチや軽い運動を習慣付けることで、疲労物質を除去するだけなく、バランスよく回復することができます。私が考える軽い運動というのは、陸上であれば10~15分くらいのウォーキングやジョギング、一番いいのは、軽く、ゆったりと泳ぐことができたらさらにいいですね。

静的ストレッチ

静的ストレッチはすべてのトレーニングや練習終了後の疲労した状態の時にやりましょう。筋肉は疲労すると収縮する性質があるので、10秒以上の静的ストレッチで筋肉を伸ばしてやることによって、神経反応も抑制され、血流を促進し疲労回復を早めます。また、体が硬い、血行が悪い人は筋緊張状態の緩和を目的として、ストレッチ+ジャグジーをするのも良いでしょう。

そして、運動後だけではなく、運動の合間で筋肉が極度に疲労して張った状態になった時なども、静的ストレッチで軽く伸ばすといいです。そして、また泳ぐときは、ダイナミックストレッチで全身運動した後にプールに行きましょう。

ストレッチをするときのポイントは

1、痛くない程度
2、反動をつけずにゆっくりと伸ばす筋肉を意識して行う
3、呼吸は止めずに少しだけ吐く方を長めに行う
ことが大切です。

代表的ストレッチ

⚫体幹系

①胸郭ストレッチ
②広背筋ストレッチ
③肩甲骨周辺ストレッチ
④腸腰筋ストレッチ

⚫足系

①ふともも前面ストレッチ
②ふともも後面ストレッチ
③ふくらはぎストレッチ

足はポンプの役割として血液を送り出す第2の心臓とも呼ばれています。そのため、足に乳酸も溜りやすくなってしまいますので、しっかり伸ばしましょう!そして、運動でいじめた筋肉を回復させる為にたっぷり栄養を摂取し、余計な疲労物質を排出して栄養分が届きやすいようにしてあげる必要があります。

各泳法の特異性

・クロール、背泳ぎ、バタフライ

ストロークの繰り返しによる肩関節の炎症(水泳肩)が起こりやすいので、肩甲骨周りや腕、体幹のストレッチを入念に行いましょう。特に首から肩甲骨にかけて付着している肩甲挙筋や僧帽筋上部(肩甲骨周囲にある筋肉)、大胸筋(胸にある筋肉)が硬くなり過ぎると、肩関節を痛めやすいのでストレッチやマッサージでその日のうちに疲労を取りましょう。

・平泳ぎ
足を開いて、閉じての繰り返しで進んでいく平泳ぎは、股関節の可動域と動き、太ももの筋肉の働きが練習前の状態に戻るように、練習後は筋肉をしっかり伸ばし筋緊張を取りましょう。

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